
中国輸入の進化とアマゾン輸出のガラパゴス化
先週末、BBQを楽しんだんですが、小田原とか鎌倉から、埼玉と群馬のくにざかいまで来てくれた方もいます。
集まったのは、輸出と輸入のグループなんですが、参加者のレベルが異常に高いです。
中国輸入やっている人なら誰でも知っているような人たちが来てくれました。(写真撮り忘れた)
実際、ビジネスの話はほとんどできなかったんですが、短い時間でいくつか面白い話も聞けました。
中国輸入は今、どんどん進化して、どのキーワードで集客(といってもアマゾンの自分のページに呼び込む)するかが大きなポイントのようです。
それに比べて、輸出のレベルの低さが際立ちます。
(それくらい簡単に売れていたという事実もあるんですが)
中国輸入は、サイトアフィリに近いレベルでページを作り込まないといけないようです。
当然、タイトルや写真にも気を使わなくてはいけませんので、一つの商品を登録するのに、相当な時間がかかります。
ただ、登録してしまえば独占的に自分のページで売れるのです。
もともと、中国輸入の場合、商品の時点でアマゾン輸出や新品せどりのように、右から左にとはいきません。
品質の問題から、検品は絶対必要だし、差別化するためにロゴ作成、パッケージ作成、などの簡易OEMは常識です。
さらに本格的なOEM、その前には大きなロットが要求されます。
そして、オリジナル商品、と段階を踏んでいくわけですが、さらにその上でページ作成、アマゾン内SEO対策と、やるべき事は多種多様です。
しかしながら、そこまでやるとほぼ一つのメーカーとしての工程を一通り、こなしているわけですから、アマゾンだけでなく楽天だったり、ヤフーショッピングだったり各種オークションサイトでも売れる技術と商品を手にしているのです。
現に、中国輸入で作った自分の商品を独自ショップで売って大儲けしている方もいます。
もう転売のレベルをはるかに超えているわけです。
ひるがえって、アマゾン輸出ですが、FBAにしろ、無在庫にしろ、この2−3年ほとんど進化していないなーと思うわけです。
多くの人は、ほとんどノウハウと呼べるようなものもなく、日本のアマゾンでたまたま差額のとれるものをFBAなり無在庫なりでアメリカに送っているだけです。
そして繰り返される不毛な値下げ合戦(笑)の中でお互いに疲弊していきます。
優秀なセラーを見つけて、真似してみる、とか運が良ければ卸契約をどこかのメーカーから取る程度で、円高になるまで太平の世を謳歌していたのです。
ところが今、そんな中国輸入者が新しい市場として、アメリカアマゾンを狙っているのです。
日本アマゾンというレッドオーシャンの中で、生き抜くために研鑽を重ね、進化していった中国輸入者はすでに自分の商品を多数抱えており、あとはその商品を投入する新しい市場をみつけるだけなのです。
それは、日本のうるさい消費者の洗礼に耐え、日本市場での実績を積んだ、洗練された商品です。
土俵は違いますから、アマゾン輸出者が彼らに駆逐されるわけではないですが、
彼らが本格的にアメリカアマゾンに侵入してきた時、アマゾン輸出者は圧倒的なビジネスの力の差を感じるでしょう。
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